奥州三十三観音の旅 改訂新版

岩手、宮城、福島にまたがる奥州三十三観音は、由緒や伽藍の規模など、他に誇りうる寺院が多く、奥州の歴史・文化を知る上で、貴重な文化財となっている。現在の札所は宝暦11年(1761年)に、気仙沼の三十番札所「補陀寺」の智膏和尚ら7人の僧によって定められた。
 改訂版では各札所を示す地図に拡大図を付け、見やすくしたのが特徴。奥州三十三観音札所巡りが盛んに行われるようになったのは18世紀初めのころと推定されている。信仰のためだけでなく、遊山や観光といったレクリエーション的な意味合いも含まれていた。観音様に手を合わせ、美しい風景を眺めることで安らぎを求める、人々の思いは今も変わらないのだろう。
◆A5 判
◆164 ページ
2017年10月17日発売
1,870円(税込)  注文数
その他関連商品
  • 460字の風景 夕刊コラムが映す被災地の今
  • 河北選書 生かされて生きる 〜震災を語り継ぐ〜
  • 貞山堀に風そよぐ   仙台・荒浜 蒲生 新浜 井土 再訪
  • とうほく方言の泉 ことばの玉手箱〈上〉
  • ごっつぉうさん 伝えたい宮城の郷土食
  • 特別縮刷版 3・11東日本大震災 1カ月の記録
  • ふるさとの星 和名歳時記
  • 歴史の薫りに触れる とうほく旅街道
  • 伊達侍と世界をゆく 「慶長遣欧使節」とめぐる旅
  • 仙台育英 東北の悲願 全国制覇
  • みちのくお伽草子 東北の昔話と艶笑譚
  • 女の文箱 わたしの句読点