第1章「誕生」は、押川方義、ウィリアム・E・ホーイによる仙台神学校創立から筆を起こします。第2代院長、デイヴィド・B・シュネーダーの専門部校舎の建設など高等教育機関として拡大していく過程を描きます。
第4章「停滞」では、戦前の配属将校や学校における軍事教練など暗い世相での動向を、第5章「苦悩」では学徒出陣、キリスト教精神を掲げる学校への風当たりの強さについて記しています。第6章「復興」から第8章「改革」までは、戦後の仙台市の復興と併せて、学校法人として再スタートする歩みを紹介します。東日本大震災を乗り越え、キャンパスの拡充に取り組む将来構想にも触れています。
随所に「コラム」と「ミニトピック」のコーナーも設けました。運動部の活躍や重要文化財に指定された建物など、肩の凝らない読み物にしています。